結さま
お疲れ様です。
本日は「知夫村のタヌキ捕獲・殺処分」について直接TEL致しました。
担当に谷田和男産業課長さまとお話しました。
すでに他の方とのお話でご存知の件もあるかとおもわれますが、今回の内容としては・・・
①処分の対象は村に下りてきて捕獲されたもののみ。
今日現在6頭のタヌキを処分。(子タヌキはなし)
こちらから赴いて処分するわけではない。
村民に被害をもたらす恐れのあるものの。
②今後来春までに300頭ほどの数を処分予定
(過去の被害実績から)
③この方法をとったのは村の財政難からくるもの
仮に去勢・避妊を実施した場合・・・捕獲に3,000円~4,000円+獣医の方の
去勢・避妊手術9,000円 計13,000円
猟友会での処分・・・捕獲+撲殺処理3,000円
④財政難から今後もこの方法を変更するつもりはないよう
⑤去勢・避妊の必要性は伝えましたがあくまでも予算がないの一点張りでした。
ただ、仮に今莫大な予算をつぎ込んでも去勢・避妊を続けることの方が将来的には安上がり(表現は悪いですが)になる。
年間タヌキが4~5頭の子供を産むことを考えれば入口を閉めない限りいつ間でも出口の水はなくならない。
目先の処理をしてたら何年か後には100万ほどの予算ではすまない旨も伝えました。
⑥山から下りてくるタヌキだけだ対象なので、獣医やタヌキの専門家の方の知識を借りて山から下りてこないような音や臭いなど生態系を考えた上での対処法を考えてもらえないかと伝えた。
⑦最後に・・・仮に処分をするとしても撲殺という残虐なやり方の見直し(苦痛を与えない)を求めたところ、それは今後検討しますとの返事でした。
<感想>やはりこんなところにも地方の財政難のしわ寄せが動物達にきているのかということと、
失礼にも地方の年配の方なので(担当者も周りの村民も)動物愛護や撲殺ということに
私たちほど抵抗が無いのかもしれません。
村民にとっては田んぼや畑、家畜を襲われることは財産を奪われることに等しいので子タヌキと
いえども憎むべき対象なのでしょう。
そして何より柔らかい発想の転換がないですね。
財政難のお話を何度も訴えられるので「愛護という観点をちょっと置いておいて、財政難という
ことだけみても今から去勢・避妊を推進していく方が何年か後にはタヌキの数も捕獲の為の
予算も減ります」と伝えてもダメですね。
「他もやっているんだから、どうしてうちだけが責められないといけないのか・・・」ってことでした。
うちがそんな問題の愛護精神に乗っ取ったパイオニア的事例になろういう感じは見受けられなかった
ですね。
以上、お伝えします。
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