
2009年07月14日 (火) | 編集 |
<里親探しの難しさ> 譲渡から二ヵ月、引き取らせていただきました。
5月の里親会で、譲渡された猫ですが、譲渡後の飼養に問題があり、猫を引き取ってまいりました。
里親を決める際には、アンケート用紙にお答えいただき、家族構成や変われる環境、心構え、経験や、飼い方、ワクチンや不妊手術の同意、経済的なことや、もしもの脱走時の対応等、よく話し合った上で、譲渡契約を交わします。
準備を整えていただき、自宅までお届けさせていただき、ベランダや玄関の脱走の危険がないかなどチエツクさせていただき、トイレ、給食のアドバイスなどもしてきます。よほどの事が無い限り、里親会かお届け時に家族全員に面会させていただきます。後になって、「実は主人は猫が好きではなかった」などという事が無いようにするためです。
1週間のお試し期間があります。
1週間後と1ヵ月後には、写真を添えて近況報告をしていただきます。
今回の場合、お届け時に家族の方が、「昔、実家で飼っていて外に出入り自由にしていて、それから何十年も飼っていないので・・・。」とおっしゃいました。室内飼いには同意してくださっていましたが、当会では、過去に出入り自由で飼われていた場合は、どうしてもその飼い方を変えられない方がいらっしゃるので、譲渡後も様子を伺うため電話やメールの連絡をとります。
電話に出られた母親に「猫は、どうしてますか。」の質問に「慣れてきて可愛いです。逃げたらいけないので紐を長くして繋いでいます。」という言葉が返ってきました。
ゾッとしました。「紐って、なんですか。」
「犬用の細い紐ですけど、それで台の上にも上ってますよ。」
「紐が絡まる危険もありますしそれは駄目ですよ。どうしてお部屋から逃げる心配があるのですか。」「廊下にいますからドアを開けたりしたとき」
「全部のお部屋を自由に暮らすというお約束ですよ。」
「部屋には、油絵や大事な物があるのでいれられない。」
「それでは、お約束が守っていただけないと言うことですから、契約違反です。猫は、戻していただかなくてはなりませんよ。」
「家の飼い方というものがありますし、虐待しているわけじゃない。可愛がっていますよ。」
「とにかく、譲渡契約をされた娘さんとお話させてください。」
それから、何度電話をしても、まだ帰っていない、何時になるかわからない、さすがに深夜12時も過ぎての電話はこちらとしましても気が引けます。メールで「至急ご連絡ください。」と送っても返信がありません。
毎日、毎日、気がかりでなりません。
猫を引き取りに行く事に致しました。東京都北区、首都高は込んでいて片道2時間、
やっと到着。
契約した本人は出てきません。
母親が玄関を開けました。まず猫を確認させていただきました。
玄関を入り廊下の奥から二階に上る角にカラーボックスほどの棚がひとつ置いてあり、その横にトイレとフード。
飼い方には問題があっても、こちらの話しやアドバイスを聞いてくださって改善して下さる方なら良いのですが、家でもらったのだからこっちの勝手でしょ、というような考え方のご家族では話しても進展はありません。
譲渡契約の際いには、
当会では里親詐欺、動物実験、虐待、不適切な飼育などを避けるため、猫自身の状況確認をさせていただくことがあります。その場合所有者は当会に対しその猫を直接見せなければなりません。
お引渡し時のアンケート及び譲渡契約書に偽りがあったり、約束を守っていただけない場合、猫は、引き取らせて頂きます。
以上の約束を必ず守っていただけますか。
よくご理解の上、ご了解いただけましたら、署名、捺印をお願いします。
と言うような確認事項があります。
かわいがっています。しかし、それで、妥協することはできません。
確かに、家の中に暮らし、餌も与えられて、いじめられてはいない。
私の判断で譲渡された猫、その子が、これからの長い一生、廊下だけで、紐に繋がれて暮らす。
そんなことをさせられるわけがない。その子をおもい、私自身も一生悔やまれるでしょう。
バックの中には、大き目の洗濯ネットを入れていました。
譲渡時のお約束を守っていただけなかったという理由で猫は引き取らせていただきました。
何だったのでしょう。今でも、犬は外で繋いで飼うもの、家に入れても玄関までというような考えの方がいるようですが、可愛いよと言われても、自分が紐や鎖に繋がれていたらどうでしょうか。
初めてお会いする方が、里親にふさわしいか、適正飼養ができるか、愛情責任十分か、たった一度の面会では見えない部分が沢山あるはずです。けれど、自分の判断ひとつで幸せにするつもりが反対の結果になる。逆に、判断ひとつでせっかくの幸せを逃してしまうかもしれない。
実に、難しい。
お届けはとても大切です。家族全員に面会しておくこと、状況をよく見ておくことです。お届け時にお断りすることもありえます。
最も重要なのは、契約は、できるだけ細かいことまで書面で交わしておくことです。
飼い主に問題があって後から返して欲しくても、契約書がなければ非常に難しいでしょう。
動物の一生の幸せのために、譲渡する側される側のトラブルを防ぐ為にもしっかりした譲渡契約書が必要です。
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5月の里親会で、譲渡された猫ですが、譲渡後の飼養に問題があり、猫を引き取ってまいりました。
里親を決める際には、アンケート用紙にお答えいただき、家族構成や変われる環境、心構え、経験や、飼い方、ワクチンや不妊手術の同意、経済的なことや、もしもの脱走時の対応等、よく話し合った上で、譲渡契約を交わします。
準備を整えていただき、自宅までお届けさせていただき、ベランダや玄関の脱走の危険がないかなどチエツクさせていただき、トイレ、給食のアドバイスなどもしてきます。よほどの事が無い限り、里親会かお届け時に家族全員に面会させていただきます。後になって、「実は主人は猫が好きではなかった」などという事が無いようにするためです。
1週間のお試し期間があります。
1週間後と1ヵ月後には、写真を添えて近況報告をしていただきます。
今回の場合、お届け時に家族の方が、「昔、実家で飼っていて外に出入り自由にしていて、それから何十年も飼っていないので・・・。」とおっしゃいました。室内飼いには同意してくださっていましたが、当会では、過去に出入り自由で飼われていた場合は、どうしてもその飼い方を変えられない方がいらっしゃるので、譲渡後も様子を伺うため電話やメールの連絡をとります。
電話に出られた母親に「猫は、どうしてますか。」の質問に「慣れてきて可愛いです。逃げたらいけないので紐を長くして繋いでいます。」という言葉が返ってきました。
ゾッとしました。「紐って、なんですか。」
「犬用の細い紐ですけど、それで台の上にも上ってますよ。」
「紐が絡まる危険もありますしそれは駄目ですよ。どうしてお部屋から逃げる心配があるのですか。」「廊下にいますからドアを開けたりしたとき」
「全部のお部屋を自由に暮らすというお約束ですよ。」
「部屋には、油絵や大事な物があるのでいれられない。」
「それでは、お約束が守っていただけないと言うことですから、契約違反です。猫は、戻していただかなくてはなりませんよ。」
「家の飼い方というものがありますし、虐待しているわけじゃない。可愛がっていますよ。」
「とにかく、譲渡契約をされた娘さんとお話させてください。」
それから、何度電話をしても、まだ帰っていない、何時になるかわからない、さすがに深夜12時も過ぎての電話はこちらとしましても気が引けます。メールで「至急ご連絡ください。」と送っても返信がありません。
毎日、毎日、気がかりでなりません。
猫を引き取りに行く事に致しました。東京都北区、首都高は込んでいて片道2時間、
やっと到着。
契約した本人は出てきません。
母親が玄関を開けました。まず猫を確認させていただきました。
玄関を入り廊下の奥から二階に上る角にカラーボックスほどの棚がひとつ置いてあり、その横にトイレとフード。
飼い方には問題があっても、こちらの話しやアドバイスを聞いてくださって改善して下さる方なら良いのですが、家でもらったのだからこっちの勝手でしょ、というような考え方のご家族では話しても進展はありません。
譲渡契約の際いには、
当会では里親詐欺、動物実験、虐待、不適切な飼育などを避けるため、猫自身の状況確認をさせていただくことがあります。その場合所有者は当会に対しその猫を直接見せなければなりません。
お引渡し時のアンケート及び譲渡契約書に偽りがあったり、約束を守っていただけない場合、猫は、引き取らせて頂きます。
以上の約束を必ず守っていただけますか。
よくご理解の上、ご了解いただけましたら、署名、捺印をお願いします。
と言うような確認事項があります。
かわいがっています。しかし、それで、妥協することはできません。
確かに、家の中に暮らし、餌も与えられて、いじめられてはいない。
私の判断で譲渡された猫、その子が、これからの長い一生、廊下だけで、紐に繋がれて暮らす。
そんなことをさせられるわけがない。その子をおもい、私自身も一生悔やまれるでしょう。
バックの中には、大き目の洗濯ネットを入れていました。
譲渡時のお約束を守っていただけなかったという理由で猫は引き取らせていただきました。
何だったのでしょう。今でも、犬は外で繋いで飼うもの、家に入れても玄関までというような考えの方がいるようですが、可愛いよと言われても、自分が紐や鎖に繋がれていたらどうでしょうか。
初めてお会いする方が、里親にふさわしいか、適正飼養ができるか、愛情責任十分か、たった一度の面会では見えない部分が沢山あるはずです。けれど、自分の判断ひとつで幸せにするつもりが反対の結果になる。逆に、判断ひとつでせっかくの幸せを逃してしまうかもしれない。
実に、難しい。
お届けはとても大切です。家族全員に面会しておくこと、状況をよく見ておくことです。お届け時にお断りすることもありえます。
最も重要なのは、契約は、できるだけ細かいことまで書面で交わしておくことです。
飼い主に問題があって後から返して欲しくても、契約書がなければ非常に難しいでしょう。
動物の一生の幸せのために、譲渡する側される側のトラブルを防ぐ為にもしっかりした譲渡契約書が必要です。
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