
2011年02月03日 (木) | 編集 |
五十歳の志から五年 「今、思うこと」
「犬猫救済の輪」 「TNR日本動物福祉病院」 代表 結 昭子
目的 「不幸な犬猫をなくすこと」
目標 「殺処分ゼロ!」
活動 「実践を持って恵まれない動物達に奉仕すること」
人間が生んだ不幸な動物たちの苦しみや痛み、不安や孤独を想うと、どうしたらいいのだろうと自分自身が苦しくなります。
やらなければならない大切なことが沢山ありますが、何もかもはできません。
その現状の中で私の使命と感じ、「犬猫救済の輪」がやっていくことを決めています。
物言えず最後まで誰にも目を向けられることもない、最も不幸な動物達に手を差し伸べていこうと決めました。
例えば人間の都合で不理尽にも捨てられ殺される動物たちを救い出すことです。
最たるは行政による殺処分です。
動物愛護は難しいことではありません。
人間に置き換えて考えれば、善悪もなすべきことも容易にわかることだからです。
弱い立場や恵まれない立場に置かれている命も私たちと同じたったひとつの尊い命、大切な命なのです。
行政に収容された動物達は、保護され救済されるべきです。
不幸に見舞われ辿り着いた先は、動物愛護センター。
しかし、その実態は、二酸化炭素ガスによる苦しみの中でことごとく死に追いやられる動物アウシュビッツでした。
私達個人の声は、訴えても訴えても受け入れられず、年間数十万の命が消され続けてきました。
それでも戦うことすらできない無抵抗な小さな命を想うと何があっても諦める訳には参りませんでした。
そして、今期、私達はようやく地元川崎市動物愛護センターに動物行政の夜明けを見ることができたのです。
2010年、犬猫救済の輪から新しい飼い主に譲渡された犬猫の数は250頭でした。
そのうちの200頭は、川崎市動物愛護センターと神奈川県動物保護センターから引き出した犬猫でした。
また熊本市動物愛護センターの素晴らしい取り組みは全国の行政に良い手本となり大きな影響をもたらしたと実感しております。
先日は、茨城センターからの負傷猫の引き取り、千葉センターからの目も耳も利かない老犬、FIVとFelv のダブルキャリアの成猫の引き取りがありました。
少し前までは、若くて健康でもらわれやすい条件の良い動物でなければ譲渡対象にならず、どんなにお願いしても救い出せない時期がありました。
命の選択差別もなくなり、受け入れ態勢が整っているところには、明日にも息絶えるかもしれないほどの病気や負傷や老衰、生まれたばかりの離乳前の子猫も生きて幸せを掴むチャンスが積極的に与えられるようになっています。
全国各地のセンターで、行政と愛護団体・ボランティアが連携し、どの命をも救済しようとする動きに、川崎に限らず日本の動物行政の夜明けを実感したこの1年でした。
生きとし生けるもの、食べる物がなくて飢え死にしたり、病気や怪我で治療も受けられず死ぬようなことがあってはいけないのです。
何より見捨てられ、誰にも最後まで見向いてもらえない心の不幸なままで死ぬことがないように、あと何日、あと数時間も生きられない命であっても手を差し伸べ、その命を心から愛します。
感情を持つ小さな命には、一瞬の最後のわづかな時であっても、その愛は伝わるでしょう。
人の愛に抱かれ、初めて知った喜びと幸せの中で、そしてやすらかな眠りにつくことでしょう。
心の声にしっかりと耳を傾けたなら言葉をもたない動物でも、その声を聞き取ることができるでしょう。
55歳になった今、私は、突然の脳梗塞で倒れました。
これも何か、私のために必要なことだったかのように感じております。
年に一度、人間ドッグも受けておりました。
待ってはくれない命の救済活動は、確かに毎日が無理の連続ではありましたが、体はそれなりに管理し大切にしなければ目的は達成できません。
体の変調は見逃さないように気をつけておりました。
脳梗塞にはなりましたが、命があったこと、言葉も記憶も失わずにすんだこと、だからまだできることがあります。
言葉にすれば、希望でいっぱいです。
麻痺した左手足も信じられないほどの短い期間で良くなってきています。
リハビリの最初の測定では左手足は右手足の20パーセントの力しかなくて、左足で立てるのは2秒くらい、これでは歩けません。
このまま足首が働いてくれなければ、歩けないと言うことですがリハビリが不安を日に日に解消してくれました。
それからわづか1週間で、車椅子も、杖も不要になってひとりで歩けるまでになりました。
これは、リハビリの先生のお陰です。このリハビリは、私のこれからの人生、動物達の未来を決めるほど重要なことですから。
本当に、感動するほどよくご指導いただきとても幸運なことでした。
TNR日本動物福祉病院の獣医さんのような仕事を超えた仕事をしてくださいました。
私は、本当に困ったとき、不思議といつも何かに恵まれ誰かに助けられています。
私はどうしていつもこんなに恵まれて幸せなのでしょう。
だから、私は、頑張ります。
必ず、しっかり歩けるようになります。
この手も、この足も、動物達が必要としています。
しっかり治して本当に苦しんでいる動物達にこの手を差し伸べます。
応援して下さっている皆様への恩返しは、私が、目的を達成することだと強く受け止めております。
全国の皆様からの多大なご支援によって「50歳の志」から5年、55歳の私は、約束の動物福祉病院を設立開業することができました。
自分をよく見つめなおして、私の人生の仕上げに向かい進んでまいります。
目的 「不幸な犬猫をなくすこと」
目標 「殺処分ゼロ!」
活動 「実践を持って恵まれない動物達に奉仕すること」
皆様に改めまして、心からの感謝とお礼を申し上げます。
2011年2月3日

殺処分ゼロの実現を願って一日一回クイックをお願い致します。
ボランティアさん達のブログ
●猫トモへの道 ●シェルターの猫たち ●うめばち日記 ●ちび助ママのブログ
★次回里親会 ★『犬猫救済の輪』 ★ 犬猫救済の輪@mixi
「TNRってなあに?」

<TNR日本動物福祉病院 獣医・AHT募集中 アルバイト可>
動物福祉病院設立基金
目標額10,000,000円 現在の合計額は8,219,846円です。ありがとうございます。
「動物福祉病院設立基金のお願い」につきましては、本開業日の2011年2月2日をもちまして閉め切りさせて頂き、後日、会計報告をさせていただきます。宜しくお願い申し上げます。
2010年12月27日 犬猫救済の輪 結 昭子

「犬猫救済の輪」 「TNR日本動物福祉病院」 代表 結 昭子
目的 「不幸な犬猫をなくすこと」
目標 「殺処分ゼロ!」
活動 「実践を持って恵まれない動物達に奉仕すること」
人間が生んだ不幸な動物たちの苦しみや痛み、不安や孤独を想うと、どうしたらいいのだろうと自分自身が苦しくなります。
やらなければならない大切なことが沢山ありますが、何もかもはできません。
その現状の中で私の使命と感じ、「犬猫救済の輪」がやっていくことを決めています。
物言えず最後まで誰にも目を向けられることもない、最も不幸な動物達に手を差し伸べていこうと決めました。
例えば人間の都合で不理尽にも捨てられ殺される動物たちを救い出すことです。
最たるは行政による殺処分です。
動物愛護は難しいことではありません。
人間に置き換えて考えれば、善悪もなすべきことも容易にわかることだからです。
弱い立場や恵まれない立場に置かれている命も私たちと同じたったひとつの尊い命、大切な命なのです。
行政に収容された動物達は、保護され救済されるべきです。
不幸に見舞われ辿り着いた先は、動物愛護センター。
しかし、その実態は、二酸化炭素ガスによる苦しみの中でことごとく死に追いやられる動物アウシュビッツでした。
私達個人の声は、訴えても訴えても受け入れられず、年間数十万の命が消され続けてきました。
それでも戦うことすらできない無抵抗な小さな命を想うと何があっても諦める訳には参りませんでした。
そして、今期、私達はようやく地元川崎市動物愛護センターに動物行政の夜明けを見ることができたのです。
2010年、犬猫救済の輪から新しい飼い主に譲渡された犬猫の数は250頭でした。
そのうちの200頭は、川崎市動物愛護センターと神奈川県動物保護センターから引き出した犬猫でした。
また熊本市動物愛護センターの素晴らしい取り組みは全国の行政に良い手本となり大きな影響をもたらしたと実感しております。
先日は、茨城センターからの負傷猫の引き取り、千葉センターからの目も耳も利かない老犬、FIVとFelv のダブルキャリアの成猫の引き取りがありました。
少し前までは、若くて健康でもらわれやすい条件の良い動物でなければ譲渡対象にならず、どんなにお願いしても救い出せない時期がありました。
命の選択差別もなくなり、受け入れ態勢が整っているところには、明日にも息絶えるかもしれないほどの病気や負傷や老衰、生まれたばかりの離乳前の子猫も生きて幸せを掴むチャンスが積極的に与えられるようになっています。
全国各地のセンターで、行政と愛護団体・ボランティアが連携し、どの命をも救済しようとする動きに、川崎に限らず日本の動物行政の夜明けを実感したこの1年でした。
生きとし生けるもの、食べる物がなくて飢え死にしたり、病気や怪我で治療も受けられず死ぬようなことがあってはいけないのです。
何より見捨てられ、誰にも最後まで見向いてもらえない心の不幸なままで死ぬことがないように、あと何日、あと数時間も生きられない命であっても手を差し伸べ、その命を心から愛します。
感情を持つ小さな命には、一瞬の最後のわづかな時であっても、その愛は伝わるでしょう。
人の愛に抱かれ、初めて知った喜びと幸せの中で、そしてやすらかな眠りにつくことでしょう。
心の声にしっかりと耳を傾けたなら言葉をもたない動物でも、その声を聞き取ることができるでしょう。
55歳になった今、私は、突然の脳梗塞で倒れました。
これも何か、私のために必要なことだったかのように感じております。
年に一度、人間ドッグも受けておりました。
待ってはくれない命の救済活動は、確かに毎日が無理の連続ではありましたが、体はそれなりに管理し大切にしなければ目的は達成できません。
体の変調は見逃さないように気をつけておりました。
脳梗塞にはなりましたが、命があったこと、言葉も記憶も失わずにすんだこと、だからまだできることがあります。
言葉にすれば、希望でいっぱいです。
麻痺した左手足も信じられないほどの短い期間で良くなってきています。
リハビリの最初の測定では左手足は右手足の20パーセントの力しかなくて、左足で立てるのは2秒くらい、これでは歩けません。
このまま足首が働いてくれなければ、歩けないと言うことですがリハビリが不安を日に日に解消してくれました。
それからわづか1週間で、車椅子も、杖も不要になってひとりで歩けるまでになりました。
これは、リハビリの先生のお陰です。このリハビリは、私のこれからの人生、動物達の未来を決めるほど重要なことですから。
本当に、感動するほどよくご指導いただきとても幸運なことでした。
TNR日本動物福祉病院の獣医さんのような仕事を超えた仕事をしてくださいました。
私は、本当に困ったとき、不思議といつも何かに恵まれ誰かに助けられています。
私はどうしていつもこんなに恵まれて幸せなのでしょう。
だから、私は、頑張ります。
必ず、しっかり歩けるようになります。
この手も、この足も、動物達が必要としています。
しっかり治して本当に苦しんでいる動物達にこの手を差し伸べます。
応援して下さっている皆様への恩返しは、私が、目的を達成することだと強く受け止めております。
全国の皆様からの多大なご支援によって「50歳の志」から5年、55歳の私は、約束の動物福祉病院を設立開業することができました。
自分をよく見つめなおして、私の人生の仕上げに向かい進んでまいります。
目的 「不幸な犬猫をなくすこと」
目標 「殺処分ゼロ!」
活動 「実践を持って恵まれない動物達に奉仕すること」
皆様に改めまして、心からの感謝とお礼を申し上げます。
2011年2月3日



殺処分ゼロの実現を願って一日一回クイックをお願い致します。
ボランティアさん達のブログ
●猫トモへの道 ●シェルターの猫たち ●うめばち日記 ●ちび助ママのブログ
★次回里親会 ★『犬猫救済の輪』 ★ 犬猫救済の輪@mixi
「TNRってなあに?」

<TNR日本動物福祉病院 獣医・AHT募集中 アルバイト可>
動物福祉病院設立基金
目標額10,000,000円 現在の合計額は8,219,846円です。ありがとうございます。
「動物福祉病院設立基金のお願い」につきましては、本開業日の2011年2月2日をもちまして閉め切りさせて頂き、後日、会計報告をさせていただきます。宜しくお願い申し上げます。
2010年12月27日 犬猫救済の輪 結 昭子

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