
2009年03月28日 (土) | 編集 |
第4回宮島地域鹿対策協議会の日程が決まりました。
傍聴できます。
3月30日午後2時から
廿日市市役所 3階政策審議室
『宮島の鹿を救う人道支援の輪』
廿日市市役所内 平成21年3月27日
宮島地域シカ対策協議会御中
犬猫救済の輪 代表 結 昭子
協議会の開催、大変お世話様でございます。
昨年来、宮島のシカについて様々な資料を元に意見を届けさせていただいてお
ります。
第4回協議会開催にあたり、あらためて当会より種々お願い申し上げます。
委員の先生方にはどうかご一読くださるようお願い申し上げます。
現在まで、私どもは市街地のシカへ次のことをお願いしております。
1) 管理された適切な給餌
2) 避妊措置による個体数調整
そして、1)については芝草地の造営検討 2)についてもインプラント法を積極的に調査検討
とのご見解と承っており、深く御礼申し上げます。また市議会でも、シカ対策研究のために予算を確保していただき、早期解決に期待を寄せております。
芝草地の造営と避妊措置の実践をお急ぎいただきたく希望しております。
また、今現在も耳にする「市街地のシカを山へ返す」という考えに関してですが、以前提出した資料(註)のとおり、宮島の山の植生はシカによる厳しい食害が報告されており、先日の朝日新聞へコメントなさった方のご発言(山にはどんぐりなどもありシカの食べ物がある)には大きな疑問を感じております。
(註)広島大学大学院理学研究科、宮島でのシカの被害
http://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~miyajima/7sikagai/newpage2.htm
さらに市街地にもシカの自然の食料が不足していることは次の資料のとおりです。
植物学研究者の見解 「有害な植物を食べなければならないほど、シカが飢餓に瀕していると思われる」
広島県宮島および対岸の廿日市におけるシソ近縁野生種レモンエゴマの探索
http://www.gene.affrc.go.jp/plant/pdf/report/parts/2004_1-11.pdf
新田美由紀・田中大介・白田和人
農業生物資源研究所・ジーンバンク 植探報Vol 21,105~113、2005)
(概略)
宮島ではニホンジカが近年,密に繁殖して、植生の破壊が深刻である。
今年はシカがこれまで食べなかったトラノヲジソ、シソ野生型やシダまで食べ始めた。
宮島のトラノオジソ、シソ野生型は精油成分の主成分にペリラケトンをもつ。 ペリラケトンは、反芻動物にとって有害であるとされる。有害な植物を食べなくてはならないほど、今年はシカが飢餓に瀕していると思われる。
これらの資料は山にも市街地にもシカの食物がないことと、山では植生が破壊され、市街地では給餌されなくなった鹿が飢餓に陥っていることを示しています。
確かに、鹿の健康状態が悪いのはビニールなどの異物を食することも大きい原因であると思いますが、それはシカが適切に管理されていないからであり、ビニールなどの異物を食べさせないような島全体の環境管理問題としてとらえ、解決すべきだと考えます。「山に返す、返しても大丈夫」との抽象的意見に対し、その根拠と方法を正確な資料とともに示すことを強く要望いたします。
こうした中、マスコミや獣医師、観光客、住民から市街地の鹿の状態の悪さが次々と報告されています。海外からも意見がたくさん届いていることと存じます。
この間、母シカがナイフで切られて死に、モリを刺されたり、セロテープをぐるぐる巻きにされたりと、シカの虐待が続き、国民は心を痛めております。
世界遺産宮島でこのようなことが二度と起こらないようにしていただくと同時に、早急に保護対策(芝草地造営とて適切な給餌)を実施していただきたいと思います。
最後に、当会は動物愛護団体として、動物の福祉を第一に考えていることは申すまでもありませんが、動物の福祉は、その地域の人々の共生への意志、知恵、工夫によってしか獲得できないものです。そして、私どもの主張は、宮島に住まう住民の方々の環境改善と相反するものではないことを申し添えたいと思います。
協議会委員の先生方には、嘆願書、署名などのかたちで届いている国民の声に耳を傾けてくださるよう、そして、現地でシカの保護を訴えている市民グループのかたがたの心情をお汲み取りくださるようお願い申し上げます。
当会のブログ・HPはリンクフリーです(転載・コピー可)
動物行政の改善のために多くの方に広めてください。
■H20.04.17川崎市動物愛護センター 収容幼ねこ・譲渡促進の嘆願書
■H21.01.05川崎市動物愛護センター 「収容幼ねこ譲渡実績」公開質問
■H21.01.14川崎市動物愛護センター 「収容幼ねこ譲渡実績」公開質問回答.pdf
■H21.01.16川崎市動物愛護センター 公開質問2
■H21.01.19川崎市動物愛護センター 公開質問2回答
■H21.01.26川崎市動物愛護センター 公開質問3-1 ・ 3-2
■H21.01.29川崎市動物愛護センター 質問回答日について ・ 当会返信
■H21.02.02川崎市動物愛護センター 収容幼猫譲渡要望に関する補足
■H21.02.04川崎市動物愛護センター 公開質問3回答
■H21.02.10川崎市動物愛護センター 環境省見解に関する公開質問4
■H21.02.13川崎市動物愛護センター 環境省見解に関する公開質問4回答
■H21.03.13川崎市動物愛護センター公開質問5
皆様のご意見・ご要望をお寄せ下さい
〒213-0025
川崎市高津区蟹ヶ谷119
川崎市動物愛護センター
電話 044-766-2237
FAX 044-798-2743
メール
35dobutu@city.kawasaki.jp
新・縁側日記 (赤にゃんズ)
「アニマル・フレンドシップ」HP ・ 「アニマル・フレンドシップ」ブログ
殺処分ゼロを目指して! 川崎市動物愛護センターに嘆願書提出
●川崎市動物愛護センターへ嘆願書送付(2009.03.09)
●続・川崎市動物愛護センターへ嘆願書(2009.03.16)

殺処分ゼロの実現を願って一日一回クイックをお願い致します。
★のらねこ(野良にゃん写真集) ★『工場猫物語』 2月28日発売 アニマル・フレンドシップ
★シェルターの猫たち
★『犬猫救済の輪』
★次回里親会
傍聴できます。
3月30日午後2時から
廿日市市役所 3階政策審議室
『宮島の鹿を救う人道支援の輪』
廿日市市役所内 平成21年3月27日
宮島地域シカ対策協議会御中
犬猫救済の輪 代表 結 昭子
協議会の開催、大変お世話様でございます。
昨年来、宮島のシカについて様々な資料を元に意見を届けさせていただいてお
ります。
第4回協議会開催にあたり、あらためて当会より種々お願い申し上げます。
委員の先生方にはどうかご一読くださるようお願い申し上げます。
現在まで、私どもは市街地のシカへ次のことをお願いしております。
1) 管理された適切な給餌
2) 避妊措置による個体数調整
そして、1)については芝草地の造営検討 2)についてもインプラント法を積極的に調査検討
とのご見解と承っており、深く御礼申し上げます。また市議会でも、シカ対策研究のために予算を確保していただき、早期解決に期待を寄せております。
芝草地の造営と避妊措置の実践をお急ぎいただきたく希望しております。
また、今現在も耳にする「市街地のシカを山へ返す」という考えに関してですが、以前提出した資料(註)のとおり、宮島の山の植生はシカによる厳しい食害が報告されており、先日の朝日新聞へコメントなさった方のご発言(山にはどんぐりなどもありシカの食べ物がある)には大きな疑問を感じております。
(註)広島大学大学院理学研究科、宮島でのシカの被害
http://www.digital-museum.hiroshima-u.ac.jp/~miyajima/7sikagai/newpage2.htm
さらに市街地にもシカの自然の食料が不足していることは次の資料のとおりです。
植物学研究者の見解 「有害な植物を食べなければならないほど、シカが飢餓に瀕していると思われる」
広島県宮島および対岸の廿日市におけるシソ近縁野生種レモンエゴマの探索
http://www.gene.affrc.go.jp/plant/pdf/report/parts/2004_1-11.pdf
新田美由紀・田中大介・白田和人
農業生物資源研究所・ジーンバンク 植探報Vol 21,105~113、2005)
(概略)
宮島ではニホンジカが近年,密に繁殖して、植生の破壊が深刻である。
今年はシカがこれまで食べなかったトラノヲジソ、シソ野生型やシダまで食べ始めた。
宮島のトラノオジソ、シソ野生型は精油成分の主成分にペリラケトンをもつ。 ペリラケトンは、反芻動物にとって有害であるとされる。有害な植物を食べなくてはならないほど、今年はシカが飢餓に瀕していると思われる。
これらの資料は山にも市街地にもシカの食物がないことと、山では植生が破壊され、市街地では給餌されなくなった鹿が飢餓に陥っていることを示しています。
確かに、鹿の健康状態が悪いのはビニールなどの異物を食することも大きい原因であると思いますが、それはシカが適切に管理されていないからであり、ビニールなどの異物を食べさせないような島全体の環境管理問題としてとらえ、解決すべきだと考えます。「山に返す、返しても大丈夫」との抽象的意見に対し、その根拠と方法を正確な資料とともに示すことを強く要望いたします。
こうした中、マスコミや獣医師、観光客、住民から市街地の鹿の状態の悪さが次々と報告されています。海外からも意見がたくさん届いていることと存じます。
この間、母シカがナイフで切られて死に、モリを刺されたり、セロテープをぐるぐる巻きにされたりと、シカの虐待が続き、国民は心を痛めております。
世界遺産宮島でこのようなことが二度と起こらないようにしていただくと同時に、早急に保護対策(芝草地造営とて適切な給餌)を実施していただきたいと思います。
最後に、当会は動物愛護団体として、動物の福祉を第一に考えていることは申すまでもありませんが、動物の福祉は、その地域の人々の共生への意志、知恵、工夫によってしか獲得できないものです。そして、私どもの主張は、宮島に住まう住民の方々の環境改善と相反するものではないことを申し添えたいと思います。
協議会委員の先生方には、嘆願書、署名などのかたちで届いている国民の声に耳を傾けてくださるよう、そして、現地でシカの保護を訴えている市民グループのかたがたの心情をお汲み取りくださるようお願い申し上げます。
当会のブログ・HPはリンクフリーです(転載・コピー可)
動物行政の改善のために多くの方に広めてください。
■H20.04.17川崎市動物愛護センター 収容幼ねこ・譲渡促進の嘆願書
■H21.01.05川崎市動物愛護センター 「収容幼ねこ譲渡実績」公開質問
■H21.01.14川崎市動物愛護センター 「収容幼ねこ譲渡実績」公開質問回答.pdf
■H21.01.16川崎市動物愛護センター 公開質問2
■H21.01.19川崎市動物愛護センター 公開質問2回答
■H21.01.26川崎市動物愛護センター 公開質問3-1 ・ 3-2
■H21.01.29川崎市動物愛護センター 質問回答日について ・ 当会返信
■H21.02.02川崎市動物愛護センター 収容幼猫譲渡要望に関する補足
■H21.02.04川崎市動物愛護センター 公開質問3回答
■H21.02.10川崎市動物愛護センター 環境省見解に関する公開質問4
■H21.02.13川崎市動物愛護センター 環境省見解に関する公開質問4回答
■H21.03.13川崎市動物愛護センター公開質問5
皆様のご意見・ご要望をお寄せ下さい
〒213-0025
川崎市高津区蟹ヶ谷119
川崎市動物愛護センター
電話 044-766-2237
FAX 044-798-2743
メール
35dobutu@city.kawasaki.jp
新・縁側日記 (赤にゃんズ)
「アニマル・フレンドシップ」HP ・ 「アニマル・フレンドシップ」ブログ
殺処分ゼロを目指して! 川崎市動物愛護センターに嘆願書提出
●川崎市動物愛護センターへ嘆願書送付(2009.03.09)
●続・川崎市動物愛護センターへ嘆願書(2009.03.16)



殺処分ゼロの実現を願って一日一回クイックをお願い致します。
★のらねこ(野良にゃん写真集) ★『工場猫物語』 2月28日発売 アニマル・フレンドシップ
★シェルターの猫たち
★『犬猫救済の輪』
★次回里親会
スポンサーサイト