
2007年11月02日 (金) | 編集 |
富士見公園全面改修工事による放置猫の問題にとりかかり1年7ヶ月、シェルター完成からは1年になります。150匹いた犬猫は現在シェルター内保護数と、保護しきれず南部公園事務所側公園内でボランティアにより管理されている数を合わせて合計50匹となりました。
餌やりを禁止しなくても、捕獲して殺処分しなくても、不妊手術で増えないようにしながら里親を探すという愛護法遵守の人道的な方法で、約1年半でこれだけの成果を生むことができることが実証されました。私が、活動の記録を残すことの目的は現在の救済活動においての効果のみに止まらず、全国あちらこちらで頻繁に起こりえるであろう似たようなケースの問題に対し、良い前例を残すことが必ずや参考になり手本になり問題をスムーズに解決させるために大いに役立つであろうと考えるからです。
本日、神奈川県内の知人から相談を受けました。
大阪の中之島公園は猫の名所とも言われる場所だそうですが、その公園が平成19年11月1日から平成21年3月31日まで大規模な再整備工事が行われることになり、猫たちの世話をしていたホームレスさんたちは立ち退き、11月1日からはフェンスが張られ工事期間中全面立ち入り禁止というのです。
大阪市は「公園は猫を飼う場所ではない。」工事を取り仕切る[ゆとりとみどりの振興局]は「動物愛護の観点から処分はしないが公園はペットを飼う場所ではない。餌付けは認めない」公園を管理する北部方面公園事務所は「何匹かは声をかけて貰われた。以前から何人かの人が去勢手術をしたり世話してたのは承知している。ホームレスの人に連れて行けないかと聞いてみたが難しい。工事が決まり最初は全て捕獲しようと思った。来年1月には完全にフェンスを閉めるので猫をエリア外に出したい・・・。」大阪市役所広報課や、健康福祉局生活衛生課は「工事があることすら知らない」状況。生活衛生課は、他からの連絡もあったようで「至急、工事内容を調べて必要以上に危険な目にあわないよう配慮する」とは言っていたそうです。
知人は、「富士見公園によく似ていると思うが、猫の行く末を案じている人達に何かよいアドバイスをしてあげられないでしょうか。」との相談を持ちかけてきました。規模が大きいか小さいかは別にしてどこでも同じようなことが起きています。東芝の時も、富士見公園の時も同じです。まず、そこに命があるのに餌がもらえないという、自分をその立場に置き換えたら飢えることがどれほど辛く苦しいことでしょう。なにより今すぐに生命の維持を確保すること、餌を与えることからです。現場が見えてきません。大阪府動物愛護担当部署にこのような時はメールではなく電話、中之島公園の島とはどういう場所なのか、公園の広さは、そのどの部分をどのように工事するのか、猫はどういう状況になるのか、猫を世話している人との連絡はとれるか、とれたなら話し合いで給食の場所時間等を決める、取れない場合は関係者による給食のお願い。生命維持を確保してから行政との話し合い。
知人は、すぐ、動いて下さいました。大阪府行政担当に電話をし、川崎の前例もよくお伝えし、そのやりとりから「城ヶ島の猫達」さんの掲示板より以下のコメントを出されました。
「中之島の住人さん、中之島関係の方へ
先ほど、大阪市役所の生活衛生課動物愛護担当の人と電話でお話しました。
工事は中之島の先端の一部分で行われ、明日その部分のフェンスが張られます。人は出入りできないが猫は出入りできるくらいのフェンスだそうです。
とにかく、時間も迫っていますので、明日以降の猫の生命の維持のため給餌の方法を考えてくださいとお願いしました。
電話で話したその担当の方はご自分で現場を見に行こうと思っておられた矢先だそうで、前向きに考えてくださると思います。つきましては 今まで、給餌なさっていた方やお近くの方は ぜひ大阪市の生活衛生課動物愛護担当者様(06-6208-8181代表からつないでもらう)に連絡をして、具体的な給餌の方法について相談してください。私は神奈川在住で申し訳ありませんが、これ以上の実践力とはなれません。とりあえず、給餌(食べ物と水)を確保できるよう動物愛護担当者と打ち合わせをしてください。工事の担当部署には 愛護担当の課からこの件について、善処をお願いしてもらってください。取り急ぎお知らせいたします。」
知人のコメントに対し、中之島関係者様から掲示板にお返事が頂けました。早々に生活衛生課担当者とお話しされ、担当者様は「工事関係部署に配慮するよう伝えます。」と言っておられたそうです。
生活衛生課担当者様も、公園事務所も愛護精神のある方がいらっしゃるようです。少しの優しさがあれば小さな命を苦しめることなく共生の道を歩む事が出来ます。そのために労を惜しまず奉仕される大阪府民の方もおられるでしょう。遠方からできる支援をされる方もいらっしゃるでしょう。
大阪中之島公園もきっと良い前例となりますように、もう少ししたらこういうケースでは、誰も悩まず動物も犠牲にならず、こうするのが当たり前と言うようになっていくでしょう。
中之島の住人さん、中之島関係の方、行政担当の方、暖かくしっかり見守って援護してまいりましょう。
ご紹介 『島猫たちの叫び』城ヶ島に生きる野良猫たち

一日一回ポチポチッと動物愛護をすすめましょう。
神奈川県動物愛護管理推進計画(仮称)素案 へのご意見を募集します!
平成19年11月8日(木曜日)まで
※まだ意見をお出しになられていない方は、★『犬猫救済の輪』より
★里親会11月4日(日) 里親会以外の日は、シェルターで面会もできます。
★『シェルターの猫たち』・・ボランティアおぐちゃんのブログ
大阪府による和泉市ブルセラ犬等虐待に対する嘆願書・・現在、大阪府知事と救援本部長は大阪地検にこの件に関して動物虐待の疑いで書類送検されております。犠牲となった命に代わって、多くの声が司法の場に届きますように! リンクのご協力もお願い申し上げます。

http://homepage2.nifty.com/inunekokyusainowa/oosakatiken.pdf
餌やりを禁止しなくても、捕獲して殺処分しなくても、不妊手術で増えないようにしながら里親を探すという愛護法遵守の人道的な方法で、約1年半でこれだけの成果を生むことができることが実証されました。私が、活動の記録を残すことの目的は現在の救済活動においての効果のみに止まらず、全国あちらこちらで頻繁に起こりえるであろう似たようなケースの問題に対し、良い前例を残すことが必ずや参考になり手本になり問題をスムーズに解決させるために大いに役立つであろうと考えるからです。
本日、神奈川県内の知人から相談を受けました。
大阪の中之島公園は猫の名所とも言われる場所だそうですが、その公園が平成19年11月1日から平成21年3月31日まで大規模な再整備工事が行われることになり、猫たちの世話をしていたホームレスさんたちは立ち退き、11月1日からはフェンスが張られ工事期間中全面立ち入り禁止というのです。
大阪市は「公園は猫を飼う場所ではない。」工事を取り仕切る[ゆとりとみどりの振興局]は「動物愛護の観点から処分はしないが公園はペットを飼う場所ではない。餌付けは認めない」公園を管理する北部方面公園事務所は「何匹かは声をかけて貰われた。以前から何人かの人が去勢手術をしたり世話してたのは承知している。ホームレスの人に連れて行けないかと聞いてみたが難しい。工事が決まり最初は全て捕獲しようと思った。来年1月には完全にフェンスを閉めるので猫をエリア外に出したい・・・。」大阪市役所広報課や、健康福祉局生活衛生課は「工事があることすら知らない」状況。生活衛生課は、他からの連絡もあったようで「至急、工事内容を調べて必要以上に危険な目にあわないよう配慮する」とは言っていたそうです。
知人は、「富士見公園によく似ていると思うが、猫の行く末を案じている人達に何かよいアドバイスをしてあげられないでしょうか。」との相談を持ちかけてきました。規模が大きいか小さいかは別にしてどこでも同じようなことが起きています。東芝の時も、富士見公園の時も同じです。まず、そこに命があるのに餌がもらえないという、自分をその立場に置き換えたら飢えることがどれほど辛く苦しいことでしょう。なにより今すぐに生命の維持を確保すること、餌を与えることからです。現場が見えてきません。大阪府動物愛護担当部署にこのような時はメールではなく電話、中之島公園の島とはどういう場所なのか、公園の広さは、そのどの部分をどのように工事するのか、猫はどういう状況になるのか、猫を世話している人との連絡はとれるか、とれたなら話し合いで給食の場所時間等を決める、取れない場合は関係者による給食のお願い。生命維持を確保してから行政との話し合い。
知人は、すぐ、動いて下さいました。大阪府行政担当に電話をし、川崎の前例もよくお伝えし、そのやりとりから「城ヶ島の猫達」さんの掲示板より以下のコメントを出されました。
「中之島の住人さん、中之島関係の方へ
先ほど、大阪市役所の生活衛生課動物愛護担当の人と電話でお話しました。
工事は中之島の先端の一部分で行われ、明日その部分のフェンスが張られます。人は出入りできないが猫は出入りできるくらいのフェンスだそうです。
とにかく、時間も迫っていますので、明日以降の猫の生命の維持のため給餌の方法を考えてくださいとお願いしました。
電話で話したその担当の方はご自分で現場を見に行こうと思っておられた矢先だそうで、前向きに考えてくださると思います。つきましては 今まで、給餌なさっていた方やお近くの方は ぜひ大阪市の生活衛生課動物愛護担当者様(06-6208-8181代表からつないでもらう)に連絡をして、具体的な給餌の方法について相談してください。私は神奈川在住で申し訳ありませんが、これ以上の実践力とはなれません。とりあえず、給餌(食べ物と水)を確保できるよう動物愛護担当者と打ち合わせをしてください。工事の担当部署には 愛護担当の課からこの件について、善処をお願いしてもらってください。取り急ぎお知らせいたします。」
知人のコメントに対し、中之島関係者様から掲示板にお返事が頂けました。早々に生活衛生課担当者とお話しされ、担当者様は「工事関係部署に配慮するよう伝えます。」と言っておられたそうです。
生活衛生課担当者様も、公園事務所も愛護精神のある方がいらっしゃるようです。少しの優しさがあれば小さな命を苦しめることなく共生の道を歩む事が出来ます。そのために労を惜しまず奉仕される大阪府民の方もおられるでしょう。遠方からできる支援をされる方もいらっしゃるでしょう。
大阪中之島公園もきっと良い前例となりますように、もう少ししたらこういうケースでは、誰も悩まず動物も犠牲にならず、こうするのが当たり前と言うようになっていくでしょう。
中之島の住人さん、中之島関係の方、行政担当の方、暖かくしっかり見守って援護してまいりましょう。
ご紹介 『島猫たちの叫び』城ヶ島に生きる野良猫たち



一日一回ポチポチッと動物愛護をすすめましょう。
神奈川県動物愛護管理推進計画(仮称)素案 へのご意見を募集します!
平成19年11月8日(木曜日)まで
※まだ意見をお出しになられていない方は、★『犬猫救済の輪』より
★里親会11月4日(日) 里親会以外の日は、シェルターで面会もできます。
★『シェルターの猫たち』・・ボランティアおぐちゃんのブログ
大阪府による和泉市ブルセラ犬等虐待に対する嘆願書・・現在、大阪府知事と救援本部長は大阪地検にこの件に関して動物虐待の疑いで書類送検されております。犠牲となった命に代わって、多くの声が司法の場に届きますように! リンクのご協力もお願い申し上げます。

http://homepage2.nifty.com/inunekokyusainowa/oosakatiken.pdf
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