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 里親様からのお便り ラブちゃん
2008年07月20日 (日) | 編集 |
ラブ逝去の御報告 (6月10日に頂きました)

 拝啓 結様
どうもお久しぶりです。大変に御無沙汰しております。本格的な入梅の時期を迎え生憎の空模様が続く今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。

私は平成12年1月11日に柴犬の2歳の女の子のラブ(元ランちゃん)を譲渡して頂いた相模原市在住のHと申す者です。今まで近況報告をしようと 思っても忙しさに感けてつい疎かになってしまいました。今頃になって連絡する とは誠に恥ずべき行為であり自分のだらしなさには呆れてしまうばかりです。
結様には長らく音信が途絶えていました事を深くお詫びいたします。多大なる御迷惑をお掛けしまして本当に申し訳御座いませんでした。

実はラブの事でお知らせしたい事が御座います。
愛娘ラブは5月17日(土)午前8時50分、肝不全により自宅にて 亡くなりました。余りにも早過ぎる死でした。短すぎる生涯でした。

ラブが逝ってから23日が経ちました。
完全に悲しみが癒えるまでは相当、長い月日が必要でしょうが亡くしたばかり の頃に比べると少しは精神的に立ち直ったとは思います。でも、まだ手紙を書く 気にはなれず本来ならば亡くなったお知らせは書簡にてするのが道理であると 存じてはおりますが誠に失礼ながらメールにて御連絡させて頂きました。どうか 何卒お許し下さいませ。

亡くなるまでの経緯をお話ししますと5月9日に年一回行っている9種混合ワクチンの接種の為、掛かり付けの動物病院を訪れ、いつものワクチンの注射を お願いしました。すると医師から「9種混合なんですが最近のアメリカの研究で 9種に含まれるコロナウイルスの抑制作用の免疫抗体が接種をした数日後には 殆ど元に戻ってしまい効果が期待出来ない事が判ったんです。」と説明を受け 続けて「日本では研究が遅れているので獣医師の中には、まだ9種を打つ方も いる様ですけどコロナウイルス自体あまり感染するものではないので、わざわざ リスクを負ってまで9種を打つ必要はないし、またラブちゃんはもう高齢なので体の負担を考慮するとコロナウイルスのを省いた6種に変えたほうがいいと思いますよ。」とも言われてワクチンの変更を勧められました。その為、今までの 9種を6種にしてワクチンを注射したのですが、それから3日後の12日にラブ の様子がおかしくなりグッタリとして元気がなく食事を与えても食べなくなりま した。慌てて接種をした病院に連れて行き診察をして貰うと肝機能障害による肝炎との診断結果が出ました。

そこで私が「ワクチンを打ってから変になったのですが注射のせいですか?」
と質問した所、医師曰く「今までワクチン接種で肝炎を発症した例は聞いた事がない。」(この医師は以前、北里大学の研究室にいた方で臨床関係に詳しい。)
そうで、また医師は「製薬会社のほうにも過去にワクチンを打って肝炎を起こした例が報告されているかどうか聞いてみますね。」と言ってくれて、わざわざビルバック(ワクチンの製薬会社)まで問い合わせをしてくれたのです。

ビルバックからの回答は「現在までワクチンにより肝炎が発症した例は一例も報告されていない。
ただ元々、肝臓が悪い場合はワクチンの活性化作用によって症状が出てしまう可能性はありうる。」というもので、また医師も「ラブちゃんは肝臓の解毒作用が弱っていて今まで少しずつ毒素が蓄積していって悪くなっていきワクチンがキッカケで症状がどっと出たのでしょう。元々、肝臓が、かなり
悪かったんだと思います。でも肝臓は沈黙の臓器と言われるだけあって相当悪化しないと症状に気付きませんしラブちゃんは普段から大人しい子なので、いつもと様子が違うという事がなかなか判らなくて発見が遅れたんでしょうね。」との見解を示しました。
(ちなみにラブは大食漢で常時、体重が10kgを超えていました。そのせいで脂肪が肝臓に溜って解毒作用が弱くなった可能性もあるみたいです。)

そしてラブは、ひとまず入院という事になりましたが14日に様子を伺いに病院に行った時、医師より「肝臓の機能が悪化して肝硬変を起こしているようです。
もう肝臓を元の状態に戻す事は難しいかも知れません。治癒するのは厳しいとは思いますが、このまま入院を続けますか?それとも退院されて病院には通院という形にしますか?」と問い質されたのです。私はラブは家にいたほうが精神的に落ち着けて安心出来るだろう。と決断し自宅に連れて帰る事を告げ肝臓治療薬の錠剤と肝疾患用の療養食を受け取りラブを帰宅させたのです。

ところが再び病院に行く予定日だった16日の午前から容態が急変し目を半分開けたまま口の横から舌をダランと出してハアハアと呼吸が荒くなりました。
急いで病院に電話をして医師に伝えた所「危篤状態に陥っております。呼吸はしてはいますけど、すでに意識は遠のいており非常に厳しい容態です。」と告知され、また「どうします?病院のほうに連れて来ますか?」と尋ねられました。
私は、もう助からないのならば、せめて自宅で最後を迎えさせてあげよう。
と思い「ラブは家で看取ります。」との返答をしましたら医師のほうも「判りました。多分ラブちゃんは今日、明日中まででしょうが最後まで看取ってあげて下さい。」と了承してくれたのです。
また医師は「自分の治療が至らずにラブちゃんを助けてあげる事が出来なくて申し訳御座いませんでした。」と謝った為、私からは「そんな事はないですよ。今までラブを治療して頂きまして本当にありがとう御座いました。」と御礼の言葉を述べました。

その後、自宅でラブをずっと看取っていましたが17日の午前8時50分に息を引き取りました。ラブの亡骸は翌18日の午前中、荼毘に付されたのですが火葬をした方から「この子は骨が太くて骨格がしっかりしてたんだね~。普通、頭の骨も焼いているうちに割れてしまう犬が多いんですが、この子は綺麗に形が残っているね~。頭が良かったんだね~。歯も余り抜けないで多く残っていたし牙も立派だね~。」と褒めて頂きました。(火葬後の遺骨の事まで記した内容に不快感を示されるかも知れませんがラブを失った今せめて最後に形となって残った骨に関しても表記して偲んであげたいと思い敢えて書きました。)彼女の遺骨は現在、自宅の居間に安置しており49日後の7月5日以降いつでも家族皆の側にいられる様にと庭にお墓を造って埋葬する予定で御座います。

でも正直言って、なぜ?・・・どうして?・・・どうしちゃったのよ~?・・・
あんなに元気だったのに・・・と未だにショックが大きく信じられない気持ちで呆然としており、また、もしワクチンを打たなければ・・・もっと早く異変に気付いていれば・・・命を救う事が出来たのではないか・・・長寿もまっとうする事が出来たのではないか・・・などと今更ながら悔恨する事ばかりです。
そして私の不注意からラブを亡くし愛する者を失った悲しみと彼女に大変、申し訳ない事をしたという罪悪感に苛まれて自分で自分を責めております。ラブを手遅れの状態にしたのも、すべて私の責任であり本当に気の毒な事をしてしまいましたので彼女に許しを請うつもりは毛頭ありません。ただ、まだまだ生きていたかったであろう彼女の無念さを思うと非常にやり切れなくラブには心底から、ごめんなさい。とお詫びして贖罪をしたいです。

彼女は愛情深く優しい子でした。家には4匹の猫も同居しているのですが猫達への面倒見がよく一緒に遊んであげたり、くっ付いて寝たり、耳をペロペロと舐めてあげたり(自分も舐めて貰っていた。)していました。そのうちのチーコという名前の茶トラ猫(♀)は6年前、生後、約二週間程で捨てられていたのを散歩中のラブに発見され保護しましたが(補足しますと実は茶トラ猫のオスとメス、黒白猫のオスの3匹がダンボール箱に入れられ捨てられているのを散歩中のラブが発見した為、保護しました。しかし茶トラ猫のオスのみかんが一週間後> に死去。黒白猫のオス、ノラクロは昨年、他界。現在、唯一、ウチにいるのは茶トラ猫のメス、チーコのみです。)まだ乳飲み子で人工授乳が必要な時期で
した。その為、二時間おきに哺乳瓶でミルクを与えて育てていましたがラブも育児に参加して、あれこれと世話を焼いてくれました。ただ自分の乳首に吸い付かれてしまった時には痛かったらしく(それとも、くすぐったかったのか?)
「キャン!!」と大きな悲鳴を上げて逃げ出しましたけど。でも、お陰様で拾われた当所、手のひらサイズだったチーコも今では体重5kgの立派な猫へと成長を遂げたのです。またラブは大食漢で自分用の食事やおやつの他に猫の残りゴハンを食べてしまう事がしばしばあったのですが(確か余り食べない子だと 結様から伺った様な気がしますが・・・)逆に猫から自分のフードを食べられてしまっても決して怒りませんでした。時々ゴハンの交換このつもりなのかラブが猫の食事、猫がラブの食事を食べている日もありましたし。(本当は栄養学的には余り良くない傾向なのでしょうが。)猫達は、そんなラブが大好きで、なかでもアメリカンカールMIXのレオナ(♂)とサビ猫のまろん(♀)のコンビは散歩時に家のドアを開けてラブを出すと一緒に出てしまい後を付いて来るのはしょっ中でしたし道行く人からラブと猫が仲良く散歩している姿を目撃されて「非常に仲のいいワンちゃんと猫ちゃんですね~。」などと言われる時も多かっ たです。ウチの猫だけではなく他の猫に対しても彼女は優しく外で猫ちゃんを
見つけると「遊んで~!」と接近するうえに例え野良猫が家の庭に侵入して来ようとも吼えたりはせず黙って眺めている様な子でした。そしてラブは良し悪しの判断や何かのトレーニング等、教えた事はすぐに理解して覚えるといった頭の賢い子でしたし気性も穏やかで無駄吠えや悪戯などの問題行動に悩まされた記憶も殆どなく大変に親孝行な娘でした。しかし彼女には超甘えん坊で凄く私に構って貰いたがる、構ってちゃん、の面がありまして一緒に玩具などを使って遊んで あげると嬉しくて大ハシャギしまくりでしたし私が猫ばかり可愛がったり、余り相手にしないでいると突如、側にやって来て口を開け仰向けになり、お腹を見せながら「構って~っ!」と催促いたしました。この不可解なポーズを我が家ではラブのアイ~ン!、と呼んでいましたが。

でもラブは可憐な容姿のうえに見覚えのある人に関してはシッポを振って愛嬌を振り撒きましたので(だが知らない人間には唸ったり素っ気無い態度を取ったりした。)私の友人、知人など多くの人達から可愛がられました。特に自宅周辺をラブと散歩していて近所の方々に遭うと「ラブちゃ~ん!」と名前を呼びながら近付いて来て、よく頭や体を撫でられたものです。だがウチの斜め向かいのおば
さんには「犬と人間って一緒に暮らしていると顔が似てくるんだね~!」と真剣 な表情で言われてしまいましたが。また町内にあるお弁当屋さんご夫妻や新聞の集金人の方にも大変ラブを可愛がって頂き何度か犬用おやつを頂戴いたしました。
あと自宅近隣には県立の上溝南高校が所在しておりラブと歩いていると、よく生徒達と遭遇するのですがラブを目撃した女子生徒から「まじ可愛い~!!」
「超可愛い!!」などと叫ばれた経験もかなりあります。(携帯で写真を撮られた事もあります。どうするつもりなんでしょうか。)まあ、なかには少数ながら男子生徒の場合も御座いましたが。この様にラブは皆のアイドル的存在で本当に自慢の娘でした。

そして散歩中に同じ犬連れの人とすれ違うと結構、相手から話しかけられたりもするのですが喋っているうちに犬関連の話題で盛り上がり長時間、立ち話しをしてしまう事もありました。また、よく遭うのをキッカケに親しくなった方々も おりラブを介して何人もの愛犬家仲間を得る事が出来たのです。無論ラブ自身も外でワンコを見かけると嬉しそうに近寄って行き、自分のほうから積極的に遊びを誘う子でしたので色々なワンちゃん達と仲良しになり、黒柴のちびちゃん、ドーベルマンMIXの樹里ちゃん、柴犬のりゅうたろう君、柴系MIXのキムタク君、キャバリアのロック君、etc・・・と沢山のお友達に恵まれました。

ラブの譲渡を受けた当時、相模原に引越して来て4ヶ月が経過していましたが私は内向的な性格で自ら交友関係を築いていくのが苦手な為、地域に親しい人が皆無の状態でした。でもラブを家族の一員として迎えてからは散歩などを通して自然に人と交流する機会が増え多くの素敵な方々(犬達も)に出逢えました。

私はラブから沢山の幸せを与えて貰い本当に感謝しております。彼女は亡くなりましたがラブとの思い出は、ずっと私の心のなかに生き続けますし、またいつか廻り逢える日が来ると信じています。でも結様は霊の存在を選定されているのかどうか判りませんし信じる信じないは個人の自由ですので別に本気にして頂けなくても結構ですが、どうやらラブはまだ家の中にいる模様です。と言いますのも先週の火曜日の夕方、生前の彼女が二階から下まで降りて来る時にしていた「チャカッ!チャッ!」という足音が聞こえましたしウチの猫達もラブがよく休息していた場所を時々ジーッと凝視しますから。実は私には霊感らしきものがあり過去において様々な心霊体験をして来ました。今でもたまに幽霊と遭遇しますし、お盆や命日になると以前、飼っていた愛猫達の霊が出てきて足元にスリスりしたり寝ている私の上に乗っかってきたりするのです。多分ラブは49日まで家に留まり、その後、天界へ昇天するものと思われますが、せめて自宅に滞在中は、のんびりと寛いで貰いたいですし、さらに天国に帰った後も再び再会するその日まで、ゆっくりと休んでこの世の疲れを癒して欲しいです。そしてラブには「今までどうもありがとう。」と御礼が言いたいです。

またラブの譲渡をして頂きました結様にも心より篤く御礼申し上げます。
最良のパートナー、ラブに出逢えたのも結さまがご縁の橋渡し役をされて私達を結び付けて下さったお陰であり誠に感謝の念に絶えません。本当にありがとう御座い ました。
今後も結様の地道な御活動が不幸な犬猫達と里親との間の幸福の架け橋となって少しでも多くの子が良縁に恵まれますよう願ってやみません。

ただ結様は日頃より御多忙の事が多いかとは存じますが、あまり無理をなさらぬようにして、くれぐれもお体には御気を付け下さいませ。

もう少し落ち着きましたら、また御手紙を書きます。

神奈川県相模原市   H






H 様

大変なご無沙汰でございました。申し訳ございません。

ラブちゃんの一生が浮かんできます。
一生懸命愛して、育ててくださってありがとうございます。
心からラブちゃんのご冥福をお祈り申し上げます。

H様の家族の一員、ラブちゃんとして過ごさせてあげられたことを本当にあの子にとって良かったとつくづく思っております。

沢山伝えたかったお気持ち、ジーンと伝わってきます。
かけがえのない家族を失い、お気持ちをお察し申し上げます。
でも、いつもラブちゃんの嬉しそうな顔が浮かび一緒に生きているような気がしますね。

私も、いつかみんな天国で一緒に楽しく暮らせる日があるように思えて、そう思うとあの世に行くのも楽しみ。
動物たちにいい世の中を残していけるように生きているうちは精一杯やります。
Hさんも、ラブちゃんを天界に送ったらまたワンコちゃんと暮らすことをお勧めいたします。
お便り本当にありがとうございました。



犬猫救済の輪 結 昭子





川崎市動物愛護センター・幼ねこ譲渡嘆願書.pdf

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